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2022年反省④来年の相場

来年の相場について

2022年相場で覚えた技、”「shenさんのブログ」から引用”を早速使います。各運用会社からの2023年のビューをまとめてくださっています。

www.shenmacro.com

ブラックロック

中央銀行は供給能力の改善には無力であるため、需要をクラッシュさせ続けるか、インフレとの共生を選ぶしかないが、明らかに前者が選ばれているためリセッションが予想される。明快である。

・ステートストリート

ラックロックより遥かにデフレーショナリーでデュレーションリスクに前向きである。インフレの予想外の高止まりはメインシナリオではなく、むしろ年央には「パワフルな」デフレシナリオとなり、物価データはQ4にFedを利下げに追い込む。

株式についてはアンダーウェイトかつクオリティを選好しつつ、Fed Pivotと共に年後半は前向きになれるとする。

・Vanguard

ヴァンガードはより悲観的で、各国中央銀行の引締めはインフレの抑え込みに成功するものの、代償として2023年にリセッション入りする(米、欧、英ともに90%の確率)としている。2023年中に利下げ局面はやって来ない。今の経済環境は既に過去のリセッション前年のものと大して変わっておらず、ただ雇用が堅調なだけである。

・フィデリティ

フィデリティも「インフレバスト」、つまり過度な引締めで急速な景気後退がやってくるとしている。中央銀行がそれを防ぐノルムが既に終わったにもかかわらず、Fedのアクションへの期待感があっても剥落するだろう。Fedはバックルッキングになっているため、特に労働市場が弱さを見せ始めた時にはもう手遅れである。一方、Fedなどの中央銀行がこれまでの金融引締めのインパクトが明らかになるまで引締めの手を緩めるほど賢くなるサインをも見極めていく必要がある。株式は異例なまでに収益予想が下がっておらず、割安にはほど遠い。

債券を選好し、また株式よりクレジットリスクを選好する。

・KKR

KKRはPE大手らしく、恐らく大して上がらない株式よりも、伝統的銀行の融資態度がタイトになる中で高利回りが取れる直接融資などのクレジットリスクを選好する。企業収益は2023年EPSは減速、2024年の反発も弱い。食糧やエネルギーを自給している米国と比べて欧州や新興国は脆弱であり、ドル高がピークアウトしたからと言って、日韓はともかく、他の地域や新興国を単純に「買い」と決めつけられるわけではない。

・アポロ

Fedの利上げは既に3つのチャネルを通して実態経済に影響を及ぼし始めている。①金利センシティブな住宅、自動車、設備投資の減速②時価総額が減ったテックのリストラ③ハイイールド債発行の萎縮、である。これらの経済へのインパクトは通常12~18ヶ月後に最大になる。従って資産価格の正常化にはもう少し時間がかかるものの、2023年後半のFed Pivotは資産価格にとってポジティブになる。

・Shenさんのビュー

・米国のインフレはピークアウトしたものの、構造的な部分は長続きする
・米国は多かれ少なかれ一旦はリセッション入りする
S&P 500の予想EPSは楽観的すぎる
・2023~2024年の利下げ織込みも楽観的すぎる
・ラージテックを選好しない

運用会社のビューなどでリセッション確率が高いと言われている以上、アメリカ市場はどこかでリセッションするものだと思っておきます。アメリカのように日本市場は、過度なインフレが起きているわけでもなく、日経平均EPSが大幅に下落するわけでもありません。日本独自の懸念点としては、①円安→円高での外需企業のEPS低下、②日銀の緩和スタンスの変更による金融引き締め、③岸田リスク(増税、外交efc)かなと思っております。とはいえ、内需企業であれば、EPSが低下するわけでもないので、ノーポジションやマーケットリスクを全く取らない期間は無くしたいと思います。(2022年は、1-2月で完全やる気を失い3-4月はほぼノーポジでした…)

米市場は、インフレテーマからリセッションテーマに切り替わり、2022年はバリュエーションの下落で株価が下落し、2023年はEPSの低下で更なる下落が起きる可能性があるので、NASDAQ100なんかが7,000ドル-8,000ドルまでもしきたら、リスクをとって長期ポジションを組みたいなと思ってます。

2023年は、2022年以上に難しい相場になる可能性が高いので、個別株の調査を今まで以上にやりつつ、マクロ情勢の理解、トレードアイデアの創出、6月より解禁されるミニオプの研究なんかもできたらいいなと思ってます。

2023年の目標リターンは、+50%!!!